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黒坂圭太

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黒坂圭太作品集 -MIRACLE ART ANIMATION-
Keita Kurosaka's Animation Film Works(78min)
   
●作品データ    
みみず物語 16mm COLOR 15min 1989年
箱の時代 16mm COLOR 26min 1992年
春子の冒険 16mm B&W 14min 1991年
個人都市 16mm COLOR 23min 1990年

MTVステーションID作品で世界中から注目を集める、黒坂アニメの代表作を公開! シュールでちょっとグロテスクな主人公たちが、うねり、飛び交い、乱舞する。

『みみず物語』 1991年 ロッテルダム国際映画祭
  1993年 マドリッド国際映画祭(スペイン)
『箱の時代』 1993年 オーバーハウゼン国際短編映画祭
  1991年 ロンドン国際映画祭
『春子の冒険』 1991年 メルボルン国際映画祭(オーストラリア)
『個人都市』 1992年 ベルリン国際映画祭(ドイツ)
  1992年 シュツットガルド国際アニメーション映画祭(ドイツ)
  1993年 レティナ国際映画祭(ハンガリー)
みみず物語

 

個人都市
 
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●解説    

みみず物語

抽象アニメーションの世界を極めた作者が、新たに物語性をうち出すことを始めた記 念碑的作品。スチール写真の素材を中心に、絵あり、実写あり、とあらゆる手法を駆使した実験精神あふれる傑作。物語はウサギとミミズの駆け比べという民話のパロディーで始まる。ほのぼのとした 雰囲気から一転、非論理的なイメージが連続的に重なり、物語は脱線していく。突然キスをはじめるカップルや、臓物にまみれる胎児など奇妙な物体が次々と現われ、画面いっぱいアナーキーな乱痴気騒ぎとなる。気がついた時、ウサギはミミズに食われていた・・・・・脳髄の整合回路を錯乱させる不条理ギャグ満載!

箱の時代

主人公の男は自分のフィルターでしか女性を見ようとしない排他的なオタク男。自分勝手な恥知らずな悪行の末に“理想の相手”にめぐりあいプロポーズするが、女房は何と魚だった?!・・・。情報に密閉された六面体の都市で、窒息寸前の現代人。他人とのコミュニケーションがうまくいかず、結婚もままならない。そんな人間に密かにエールを贈った、シニカルなブラックコメディ。 グロテスクな色調と登場人物たちのコミカルな動きに注目!『みみず物語』からストーリー性をうち出してきた作者の、ひとつの集約的作品。

春子の冒険

春子は無機物と交信できる超能力を持つ少女。ある朝、何者かの呼び声に目覚め、誘われるままに辿り着いた場所は、無数の“もののけ”たちの住む、昭和30年代の廃屋アパートだった・・・・・・。翻弄されながらも、いつしか彼等と心を通わせる春子。そこへ 地上げのブルドーザーが襲ってきた!解体前の廃屋を舞台に、ほのかな少女への憧れと都市への郷愁を漂わせた正統派SFホラー&ファンタジームービー。 実写のモノクロコピーが、空気のざわめきを描写した意欲作。

個人都市

賞味期限切れのポテトサラダを食べた為に腹をこわした僕が迷い込んだ場所は、摩訶 不思議な迷宮ワールド“個人都市”だった・・・。トイレという密室空間から都市空間へとくり広げられる、都会の孤独感がまきおこすシュールな妄想の倒錯劇。 実写、スチール写真合成、クレイアニメ、マットペインティング等、様々な表現を織り混ぜ、壮大な視覚空間を紡ぎ出す。アニメファンのみならず、世界中の映画人からも注目され続けている黒坂圭太の最高傑作!

   
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●プロフィール    

抽象絵画を経て1984 年からアニメーション映画を作り始める。映像作家・松本俊夫に師事。PFF'85で入選。主要な作品は、国内外のコンクール等で受賞を重ね、数多くの映画祭や美術展などに招待出品されている。MTVステーションIDコンテスト'96優秀賞の『パパが飛んだ朝』は、全世界で放映され、アヌシー、オタワの二大国際アニメ映画祭で連続受賞。最近では講談社モーニングの新人賞を受賞し、漫画家としても活動を開始。

   
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●コメント    

原 マスミ(ミュージシャン)
黒坂作品においては、そのコマからコマへのささやかな毛細の絶え間に、彼一流の妖術的手ごころによって、おそらく何か怪しい肉汁質のようなものが充填されたに違いなく、コマ(光)のそれぞれが福々しい体重を得て、癒着し連なり、ある種、濃いおもゆ状の流動体に窯変しているのです。(抜粋)

原神 玲(リスニングテクノの旗手)
黒坂圭太はとても悪趣味だ。しかも彼の悪趣味は時に情熱的だ。ドロドローっとしてる。それは例えば、とてもよくできたアイドルコラージュを作る人の情熱によく似ている様な気がする。しかもこれは最大級の賛辞。

島田雅彦(作家)
クロサカは狂った外科医の手つきで都市の解剖を行う。それを司法解剖や病理学解剖といったカテゴリーであえて分類しようとすれば、欲望解剖、リビドー解剖とでも名づけられよう。クロサカのメスで切り刻まれた都市の内臓はスクリーン上で爆発し、観客のリビドーと結合し、惨劇の予兆を抱かせる。(抜粋)

   

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