■アラン・エスカルの略歴
1967年、Argeles sur mer(アーゲル・シュール・メール/南仏)に生まれる。
ニームの芸術専門学校で学んだ後、1986〜1989年、トゥールーズとレンヌでオーディオ・ビジュアルを専攻する。
卒業後、ストーリー・ボードの演出、制作アシスタントを経て、1991年、インフォグラフィという映像編集の特殊技法に出会う。その技法を使って、ピーター・グリーナウェイの『M
for Man』の制作に携わる。
アランは、ハリー/ペイント・ボックス/ヘンリー/フレーム/インフェルノ等の高度なコンピュータシステムを使いこなし、1992年より個人作品『遭難の後で』等を制作。数多くのコマーシャル・フィルムや短編映像『BRUGGES』『A
VIAGEM』の制作に関わる。
その後フランス、ドイツ、ベルギー、ポルトガル、スペイン、そして日本と、インターナショナルに活躍。様々なフェスティバル(イマジナ、ニコグラフ、アーツエレクトロニカ、等)で賞を獲得する。'97
年には、『NTTデータ'97』のTV-CMで、ダリの名画をみごとに動画化し、高い評価を得る。
'93 年以来、日本のCMを30本以上担当し、彼の技術と才能は、日本の映像業界に広く知られることとなる。主なCMとして『NTTグループ企業』、『住友生命
LIVE ONE』など。
'99年以降、『LVMH』『EDF』などフランスの大手企業のTV-CMの演出も手がけ、活躍の場をさらにひろげている。1997年以降、延べ5年間の制作期間を経た『浮世物語』が2001年春完成。
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